マシン運用に関わる消防法や建築基準法
サーバー運用に関連する法律や建物工事について解説します。
■オフィスパーティションを利用したマシンルーム
上部の欄間部に開口のあるものをローパーティション、天井まで塞がっているものをハイパーティションと呼びます。ハイパーティションでは独立した部屋となりますので、導入の際には防災設備、検知器の増設などが関連します。遮音には好都合ですが、火防調査、建物管理者との調整が高度になります。ローパーティションでは比較的自由度の高い導入が出来ますが、それだけでは十分な遮音は得られず熱だまりも発生しますので工夫が必要になります。ZITSソリューションではどちらの対応も用意されていますが、建物都合やコストなどで優位性が変動します。
dB-HCP防音パーティションでは内部に人が入るスペースが無いので法規制は該当しません。dB-SLP防音間仕切り(ロータイプ)では開口部があっても遮音性の高い施工が可能です。
・ハイパーティションの製品例
・ローパーティションの製品例
・dB-HCP防音パーティション
・dB-SLP防音間仕切り
■熱拡散、排熱延長
後施工による内装壁にダクト等を貫通させる工事には大きな制約はありません。また天井裏の利用も建物管理者との調整を配慮すれば現実的な範囲です。
賃貸テナントの場合では契約しているフロア内であれば自由度の高い工事が出来る可能性が高く導入例も多くあります。フロア外排熱や屋外排気は現実性はありません。
大学の研究室では室外の通路やエントランスとのエアフローも検討内ですが建物構造や管理者ルールにより制約がある可能性があります。(要調査)
コンクリートの躯体壁に穴を開けることは現実性がありません。
屋外排熱は、同等の空気量を屋外から導入する必要が出てきますので温度湿度が不安定となり現実性は低いです。ただし、密閉度の低い広いスペース(通路、エントランス、階段室、倉庫等)が隣接されていれば吸気に利用できる可能性があります。
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